◆ 近刊情報


『ドイツ民藝論』
著者:河野 眞
2018年 発売予定 
版型:A5 上製本 本体価格・未定

〈民藝〉とは何だったか? そして、どこに行くのか? ドイツ語圏の民俗学に、Volkskunst(民のわざ)=〈民藝〉が考察の対象として現れるはのは19世紀半ばからだ。「民」とは誰をさすのか、民藝をになう職人・工人との関連は、芸術作品とどこが違うのか、などなど大論争が展開された。日本では1925年、柳宗悦が無名の職人によって作られた民衆の日用雑器を「民藝」を名づけ、その美を高く評価する運動を始めた。  ドイツ民俗学の泰斗である著者が、その論争の展開過程を詳細にたどるとともに、現状と将来について考察する。


『度量衡とベトナム植民地社会』
著者:関本紀子
2018年 発売予定 
本体価格・未定

ある時代、ある地域の社会経済史を考察する際、当時の度量衡がメートル法に換算できなければ、数量的考察は困難だ。その意味で、度量衡研究は社会経済史の基礎の基礎ともいえる。著者が対象としたフランス植民地時代のベトナムでは、各時期各地域において用いられていた度量衡制度があまりに多様であるために、度量衡研究はほとんど進んでこなかった。本書はその難問に挑戦し成功した労作である。今後のベトナム研究の必須文献となるであろう。